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海外のHPを見てみよう(3)

ドイツ連邦環境省BMU [2011/01/23]

ドイツの環境省の正式名称は、「環境・自然保護および核安全のための連邦省」と言いますが、通称は「連邦環境省」(略称BMU)です。BMUはドイツ語の「連邦環境省」Bundesministerium für Umweltの頭文字を取ったものです。

トップページは、ドイツ語版と英語版で少々異なります。下に示すのは英語版の方ですが、いずれも大変スッキリしたレイアウトです。左右に枠で囲ったスペースを設け、中央には写真と記事を掲載しています。


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(1)左側のカラム:
①環境省に関する情報(省の内容、報道、行事など)
②話題(気候・エネルギー、核安全・放射性防御、経済・イノベーションなど)
③サービス(問い合わせ、ダウンロード、出版など、他にリンク先、サイトマップなど)

(2)右側のカラム:主にイベントやお知らせ・PRの欄となっています。上から順に
①気候変動に関する会議(メキシコ・カンクンCOP16でのカンクン合意)
②国際森林年2011(国連による宣言)
③日本におけるCOP10(名古屋での生物多様性会議の重要決定事項)
④エネルギー構想(ドイツ政府の考え方、即時実施する10項目の企画など)
⑤EUの支援調整政策(環境課題での連携は約束ごとか?)
⑥低排出地域(自動車所有者のための海外からの情報)
⑦使い勝手調査(環境省ウェブサイトの評価)
⑧ニュースレター(環境省の英語版ウェブサイトは4半期ごとにアップデイトしている)

(3)中央のカラム:ニュース的情報、小見出しにドイツの国旗を示しているのが面白いですね。上から順に
①運輸/気候保全:軽車両に関する合意(EU環境委員会が軽車両のCO2排出に関する新しい規定を承認)
②気候保全/カンクン:気候保全と国際共同体ための成功
③気候保全/カンクン:省略
④気候保全/カンクン:省略
⑤気候変動/健康:省略
⑥生物多様性/国際政策:世界の潮流は生物多様性保全へ向かう
⑦再生可能エネルギー/EU:沖合風力発電へのEU支援(EU委員会はドイツ初の沖合風力発電に3千万ユーロ支援を承認)
⑧気候/国際関係:気候変動に関する中国・ドイツワーキング・グループの第1回会合(中国・ドイツ気候連携協定に合意)


以上のようにトップページから見てドイツでの環境分野における関心あるテーマとしては、①気候変動/温暖化防止、②エネルギー/省エネ・自然エネルギー、③生物多様性保全など、我が国とほぼ同じ傾向にあるようです。
しかし、特徴的なのは省の正式名称にも示されているとおり「核安全性」を環境や自然保護と同一レベルで扱っている点でしょう。このことは米国や英国の場合と異なると思います。
また、我が国と比べてみますと、ドイツでは「安全」と言う共通項でくくって環境問題を扱っているように思われます。一方、我が国では被爆体験国と言うこともあって、「核安全性」は環境問題よりオーダーの高い扱いとなっているようです。

ちょっと付けたしですが、ニュース欄の最後にある記事が気になりました。「中国・ドイツ気候連携協定に合意」と言うニュースです。第1回のワーキンググループの成果のようです。この会合は、2010年10月28-29日に北京で行われました。政治レベルでの協力を強め、また具体的なプロジェクトを通してこれを支持するために両国の意思を明確にしました。
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by wister-tk | 2011-01-28 15:54 | 環境学習など