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むさしのサイエンスフェスタ2012に参加して

例年の行事として小学生を対象とした武蔵野市主催の「むさしのサイエンスフェスタ2012」が、11月23日に大野田[おおのでん]小学校で行われました。
昨年と同様に、私たち「武蔵野・多摩環境カウンセラー協議会MECC」の5人のメンバーは、「むさしの・こどもエコフォーラム」を支援する形で参加しました。サイエンスフェスタ2012は、全体で31ブースとなり昨年よりも3ブース多く出展されました。わがチームは26番ブースで「化石のレプリカをつくろう」と言うテーマでの出展でした。
今回も昨年と同様に展示企画の目的は、化石を学習することによって地球の誕生から今日までの地球環境の変遷を学び、環境問題の重要性についての認識を深めてもらおうということでした。

今回はアンモナイトの化石のレプリカを作ることにしました。まず紙コップに石膏粉をいれ水を加えてよく練り混ぜ、これを予め製作しておいたプラスチック製の型に詰めて放置し硬化を待ちます。当日は気温が10℃以下と大変低かったため石膏の水和反応が遅くなりました。気温20℃以上の予備テストでは約20分で硬化したのですが、今回は60分以上となり予想以上に時間を要しました。

当初の予定では、一組20人として4回行うことにしていましたが、硬化に予想外の時間を要することが判ったため、はじめの2回のみを行い残り時間を硬化の時間に充てることにしました。4回の予定を半分の2回にしたこともあってか、定員を大幅にオーバーする大盛況で、整理券の配布は、開始してから数分で完了しました。

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各回の「講義」では、まず「この工作(実験)の目的など」について、化石の標本を提示しながら説明があり、続いて「作業の手順と注意事項」について説明がありました。
「講義」に続いて早速、製作にかかりました。予想していた以上に子供たちは大変熱心に取り組んでいました。しかし、やはり低学年生の中には少々難しい子供もいて、私たちの手助けが必要でした。それでもみんな頑張って予想以上に素晴らしい作品を完成させていました。ただ石膏に水を加えて練り混ぜる作業は意外に難しく、特に適度な粘性を持たせてプラスチックの型に詰め込める状態にすることは、可なりの試行錯誤が必要でした。今回は気温が10℃以下の状態で、石膏粉20グラムに対して練り混ぜ水約10ミリリットルとしました。

練り混ぜた石膏を型に詰め終わった段階で、「地球・人類の歴史」や「化石の持つ意味」などについて、紙芝居を見ながら説明を受けました。化石の種類や化石の出来るプロセス、化石のできた年代、さらに地球の歴史などを学習しました。紙芝居が終わってから子供たちは、三葉虫やサメの歯の化石を見たり、さらにアンモナイトの化石標本を触ったりして本物の化石の触感を楽しんでいました。

プラスチックの型からレプリカを外す作業は、石膏の硬化後に行うことにして、型詰めから1時間から1時間半後に行いました。型外しの作業は、子供たちとって大変わくわくする瞬間ですが、自分が作ったアンモナイトのレプリカを見たときは、一様に感嘆の声をあげていました。子供たちのこうした嬉しそうな笑顔を見るのも、我々の喜びのひとつと思います。

前回の経験から子供たちが化石に対して大変興味を示すことは、予め判っていましたので、地球の歴史と環境問題を学習する今回の取り組みでは、化石を主題にしたことは大変成功したものと思います。このことは、アンケートの結果からも納得できると思います。

来年の展示も今年と同じ「化石のレプリカつくり」で実施する場合は、硬化時間の気温依存性も考慮して、例えばプラスチック型を全員分(30~40個)準備するとか、さらに子供たち自身が行う作業手順を多くするなどして、さらに効果のある方法で行いたいと思います。
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by wister-tk | 2012-11-27 14:53 | 環境学習など